|
─── 基本的な採用の流れを教えてください。
まずは、書類での審査ですね。ここで約6割の応募者が不採用になりますね。国籍、教務経験、自分の教え方をPRする欄など主にみていますね。書類に人柄が出ますから、厳しくチェックしています。例えば、スペルの間違いがあるとそれだけでも不採用としています。
─── なるほど。教務経験も重要なポイントでは?
教務経験の最低基準は「半年間以上、日本で教えたことがある」ということですが、それを満たしていても、書類に不備や、不審な点があれば書類の時点で採用を見送ります。
─── ネイティブスピーカーのみを採用しているんですよね?
基本的にはネイティブのみを採用しています。しかし、教務経験がかなり長い場合や、様々な国での経験、例えば10カ国以上に住んでビジネスをしてきた経験の持ち主等、ネイティブスピーカーでなくても「光る」ものがあれば、採用しますね。特にヨーロッパの講師は多言語教育を受けており、語学についても詳しい場合が多く、採用に至るケースも多いですね。
─── 書類の審査の後は、面接ですか?
いえ、その前に Phone Screening というプロセスがあります。電話面接のようなものですね。
─── Phone Screening ではどういったポイントをみていますか?
2つありますが、1つ目は発音です。聞き取りやすい発音かどうか?あまりに強い訛りがある場合、採用しません。2つ目はコミュニケーションそのもの。使っている言葉が丁寧か?マナーがあるかどうか?そういった点に注意しています。
─── その後に、実際の面接ということになるんですね。
そうです。面接は7アクトのオフィスにて行います。1時間半くらいかけてじっくり行います。
─── 面接ではどういった点に気をつけていますか?
まず、身だしなみに気を使っているか?というところですね。面接室での態度にも気をつけています。どれだけ経験があっても、印象や態度が悪い講師はご紹介できませんからね。マンツーマンのプライベートレッスンですから、人柄は重要視しています。
─── コミュニケーション能力も重要ですよね。
生徒のニーズを読み取る能力がないといけませんからね。面接時にそれをみるために、生徒役のスタッフを10分間レッスンする、「デモレッスン」というテストがあります。このテストでは、コミュニケーションが一方的であったり、うまくレッスンを構成できない候補者を不採用にします。
─── 書類審査 → Phone Screening → 面接ときてようやく採用が決定するんですね?
いえ、まだあります。最後の面接で教え方に少しでも不安があると感じた講師には、講師研修への即時参加を義務付けています。参加後ようやく生徒が紹介されるという仕組みになっています。
─── 講師研修ではどういったことをしていますか?
教え方のレクチャーや練習、サンプルカリキュラムの学習会、文法の学習会、あとは日本人を教える際のポイントを話し合ったりします。教え方のグループ練習では、一人が生徒役をやり、一人が教える。それをみて、他の講師がフィードバックを返す・・というようなことをしています。
─── この研修は新人の講師向けですか?
いえ、参加者の約半数はベテラン講師ですね。新人は、採用後3ヶ月以内の参加を義務付けていますが、あとは自由参加です。ベテランの講師が、新人にアドバイスをするいい環境ができていると思います。それ以外にも個別での研修もあります。
─── 講師が家で教える場合は?
採用が決定した後、家を実際に見に行きます。いくつか気をつけているポイントがあります。駅から歩ける距離か?部屋が綺麗か?テーブルなどが揃っているか?といった点をみています。基準に達していなければ、その講師はカフェでのレッスンのみということになります。
─── 採用後の講師への対応はどういったものがありますか?
講師の管理がメインになります。マンスリーレポートという講師からの報告書を受け取ったり、問題のある講師への注意や警告。時には契約の解除をしたりということもあります。講師向けメルマガで教え方のレクチャーをしたり、先ほど述べた講師研修を企画したりと多岐にわたります。
─── 細かい管理をしていますね。よく分かりました。ありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
|