理想の英会話スクールを作ろうという熱気は、同じ気持ちの仲間を集めました。彼らと繰り返し議論した結果、理想の英会話スクールを作るならば絶対に「マンツーマンレッスン」だということははっきりしました。
グループレッスンで1レッスンあたりの生徒の人数が多くなればそれだけ一人当たりのレッスン費用は安くなりますが、学習の効率を考えるとあまりよくありません。単純にレッスンに5人の生徒がいたなら、自分が話せるのはわずか5分の1です。
もちろん、レッスンの内容はみんなのレベルに合わせたもの。個人の弱点やニーズに応えるのには限界があります。しかし、マンツーマンレッスンにすると、どんなにコストダウンをしてもどうしても生徒さんに負担していただく価格が高くなってしまいます。
大手英会話スクールでは1レッスン8,000円から12,000円が相場です。
私たちはすっかり行き詰ってしまいました。
「やっぱり、理想のスクールなんて作れないのかな」そんな気持ちにもなるのでした。
カフェでのレッスンを思いつく!
そんな中で、協力者の中の一人が、昔大学生の頃にやっていた家庭教師のアルバイトからヒントを得て、外国人の講師の自宅やカフェをスクールにしてしまおうというアイディアを思いつきました。
この方法だと私たちスクール運営者は家賃を払う必要はありません。その分、生徒さんが支払うレッスン料を安く設定できるのです。これはとてもいいアイディアだとピンときました。
負担を少なくするためにさらに思い切って、毎回のレッスン料を講師に直接手渡してもらうことを考え出しました。これは英会話スクールの常識からするとまったく非常識な考えでした。普通は1年から2年分のレッスン料をまとめて先払いさせるのです。経営的に有利であるため大手英会話スクールはみなこの方法を取っていて、競争力のない小規模のスクールが仕方なしに月謝制を採用していました。
しかし、毎回払いはその月謝制よりももっと支払う負担が少なくなります。慎重に計算すると最初の入会金と月会費を2000円ほど集めれば経営はなんとかやっていけそうでした。こうして、業界で初めての画期的なシステム「レッスン料の毎回払い」が生まれたのです。
この「講師の自宅やカフェで行うマンツーマンレッスン」と「レッスン料の毎回払い」というアイディアが、英会話スクール業界で革命を起こすとはこのときには想像もしませんでした。